STONE STORY

石器のふるさと香芝

二上山が生み出したサヌカイト・凝灰岩・金剛砂。3つの石から、香芝の自然と人の営みをたどります。

香芝の歴史をつないできた、3つの石。

香芝を語るうえで、二上山は単なる景色ではありません。かつての火山活動が生み出した石は、旧石器時代から近代まで、それぞれの時代の暮らしや技術に深く関わってきました。

二上山博物館では、サヌカイト・凝灰岩・金剛砂を「3つの石」として紹介しています。石器の材料、古墳時代の石材、近代の研磨材。用途は違っても、どれも二上山から始まった香芝の物語です。

サヌカイト鋭く割れやすい性質を持ち、旧石器時代から弥生時代まで打製石器の材料として使われました。二上山周辺には原産地遺跡群が残ります。
凝灰岩火山灰や火砕流が堆積してできた石。加工しやすく、古墳時代には石棺などにも利用されました。どんづる峯の地質にもつながります。
金剛砂ガーネットを含む研磨材。明治以降、香芝周辺はその産地として知られ、工業やレンズ研磨にも関わってきました。

自然史と人の歴史が、同じ場所で重なる。

二上山の成り立ちを知ると、どんづる峯の白い岩肌、古墳に使われた石、石器文化、近代産業が別々の話ではなくなります。地質が文化を生み、その文化が地域の暮らしへつながっていく。香芝は、自然史と人の歴史を一緒に見られるまちです。

Kashiba Plusおすすめの巡り方

二上山博物館で3つの石を知る → どんづる峯で地質を見る → 尼寺廃寺跡や平野塚穴山古墳で石が使われた歴史を見る。知識と現地を往復すると、香芝の見え方が一気に変わります。