GOIDO & MAMIGAOKA

五位堂・真美ヶ丘を歩く

近鉄五位堂駅から真美ヶ丘へ。鉄道、ニュータウン、公園、歩行者空間から、香芝の現代的なまちの成長をたどります。

青空の下、近鉄五位堂駅の駅舎と歩道橋を正面から見た風景
青空の下に見える近鉄五位堂駅。香芝東部の暮らしを支える交通拠点です。

香芝の「新しいまち」は、駅から北へ広がった。

香芝の歴史というと、二上山や古墳、寺院跡に目が向きます。でも、現在の香芝らしさを考えるなら、五位堂駅と真美ヶ丘の成長も外せません。近鉄大阪線の五位堂駅を玄関口に、北側では区画整理やニュータウン整備が進み、住宅地・学校・公園・商業施設がまとまった新しい生活圏がつくられてきました。

真美ヶ丘地区の整備では、自然と新しい街並みの共存を意識し、地区を南北につなぐ自転車歩行者専用道路「かつらぎの道」を軸に、公園や学校などが結ばれました。道路だけでなく「歩いて暮らせる骨格」まで一緒につくられたことが、この地域の特徴です。

五位堂駅|東の玄関口駅前広場や周辺道路が整備され、真美ヶ丘方面へ向かう生活動線の起点になりました。現在も香芝東部の大きな交通拠点です。
真美ヶ丘|計画された住宅地香芝市と広陵町にまたがる大規模なニュータウンとして整備され、住宅・学校・公園・緑地を一体で配置する計画が進められました。
かつらぎの道|歩くための軸地区内の公園や学校などを安全につなぐ自転車歩行者専用道路。車道とは違う「まちを歩く道」が地域の骨格になっています。
公園|暮らしの余白高塚地区公園や観正山近隣公園など、芝生、遊具、運動施設、緑のある場所が住宅地の中に配置されています。

古いまちと、新しい住宅地の境目がおもしろい。

五位堂駅周辺は、ニュータウンだけで完結しているわけではありません。駅南側や周辺には以前からの市街地があり、北側の新しい住宅地と接しています。新旧の道、住宅地の区画、駅前の広がり方を見比べると、香芝が短い期間に大きく姿を変えてきたことが分かります。

さらに五位堂駅前北地区、その西側の五位堂駅前北第二地区(すみれ野)へと整備が続き、真美ヶ丘・西真美ヶ丘との接続も意識されました。つまりこの一帯は、一度に完成した街ではなく、時代ごとの区画整理を重ねながら広がってきた「成長の跡が読める街」でもあります。

Kashiba Plusおすすめの見方

五位堂駅 → 駅北側の街並み → 真美ヶ丘 → かつらぎの道 → 観正山近隣公園。建物を目的地にするより、道の広さ、歩行者空間、緑の入り方を見ながら歩くと、計画都市としての香芝が見えてきます。

「大阪に近い住宅都市」の中身を見る。

香芝はよく「大阪へのアクセスが良い住宅都市」と説明されます。でも、その一言だけでは街の個性は見えてきません。駅を中心に新しい市街地をつくり、丘陵地に住宅地を広げ、学校や公園を配置し、歩行者空間でつなぐ。五位堂・真美ヶ丘を歩くと、香芝がどんな考え方で現代の街をつくってきたのかが見えてきます。